沖縄のお盆（旧盆）に必要な【ガンシナー】の作り方

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2019/02/14 2018/08/27: 沖縄スポット情報

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内地から移住した私には、どれもが真新しかった沖縄のお盆。

今日は、ネットでどこからも探すことができなかったので、
ガンシナーの作り方を親類のおばぁーに教えていただき
今年のお盆に間に合わせました。

沖縄のお盆は旧暦で行うので、今年のお盆は8/23-25日となります。
１日目を【ウンケー】、２日目を【ナカヌヒ・ナカビ】、３日目を【ウークイ】と
呼び、地域によってはとても盛大に行います。
※地域によって呼び名は変わりますし、４日体制で行う地域もあります

初日のウンケーは祖先の霊をお迎えします。
ナカヌヒは特にうちは決まっておらず、主に親戚周りの日となります。
３日目は最も３日間で一番重要な日とされていて、祖先の霊を
あの世へお見送りします。

お見送りの際にはウチカビという沖縄のスーパー・ドラッグストアどこでも当たり前に
売っている「あの世でのお金」を送り火のようにもやし、霊とともに
お見送りします。うちでは、あの世でお金に困らないようにと、
大目にウチカビを燃やして、困ってる人に渡せるようにしています。

沖縄のお盆は説明しだすととてもとてもたくさん用語があり、
固有のものが多いので詳細はまたの機会にして、今回は【ガンシナー】に
スポットを当ててみます。
ガンシナーとは

ガン→カミ→髪
シナ→シナ→品

もともと【髪（頭）】の上に【品物】を乗せて運ぶ際に
頭と物の間に置き安定させることや、お供え物の西瓜などを仏壇に
飾る固定具として使用されています。

現在では頭の上に物を乗せて運ぶという文化はほとんど見かけませんが、
昔は魚の行商の際にもよく使用されていたようです。
現代ではスーバーでも1つ１００－２００円で売っていますし、
素材にチラシや新聞紙を用いてねじる形でも使用されています。

うちでは、ガンシナーが全部で14つ必要で、買うと高く当たるということと
それなりに人も来るので見てくれもよくしようということで、
自然素材で作っています。

なかなか普段は見かけませんが、スーパーだったかアグリハウスだったかで
素材を300円程度で購入することができました（安いのか高いのか・・・）。
ばーちゃんが3本使って作ってたのでまねしましたが、後から聞くと
2本でもいいとのことでした。
線香の本数とか線香あげる数とか拝む数とか厳しく決まってるのに、
ここはゆるゆる。3本のほうがしっかりしていて見てくれもよかったですが
買ってきた素材の量から逆算し、2本で作っていきました。

まず、先をそろえ気味に持ち、まとめて持ちます。

この3本を先から右手でねじりねじった状態を維持しながら、わっかを作ります。
この際にねじりが強ければしまったものができるような気がしますが、
結果そこまでこだわらなくてもそれなりのものができたような気がします。
あんまり緩めのねじりだと、この後の作業が大変になるので
ねじりはほどほどにはねじっておきましょう。